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ペットが迷子になってしまったら・・・

愛するペットが迷子になってしまったら、誰しも動揺してしまうもの。しかし、自宅の周辺や日常の散歩コースへ出向き、名前を呼びかけながら探すだけでは発見率は低下してしまい時間だけが過ぎ、未発見となる要因ともなりかねません。 ここでは飼い主様ご自身が素早く起こすべき基本的行動(迷子猫・迷子犬の探し方)をまとめましたので、もしもの時の参考にしていただければ幸いです。


■各行政機関へ連絡し、迷子(逸走)の届出をする

ペットが保護された場合、一時収容されるのが保健所や動物管理センターと呼ばれる施設です。
規定の収容期間内に飼い主または引き取り手が見つからない場合は殺処分されてしまうため、早急な対応が必要となります。
まずは連絡をして、失踪に至った経緯やペットの種類、特徴、性別、年齢、名前、マイクロチップNo.等を伝えます。そうすることで、後日、収容された場合でも特徴等が該当すれば連絡してもらえますので、可能であれば直接出向き、特徴の判る写真のコピーを手渡してくるのもよいでしょう。
また、保護されたペットは法律上「遺失物」として扱われ、警察に情報が入ることもあるため、遺失物届けを警察署や交番、駐在所に提出します。
さらに、あまり考えたくはないことですが、交通事故に遭い、既に亡くなっている可能性も踏まえ、道路上の死体処理を行なう清掃局や市区町役所にも問い合わせ、失踪日以降に該当する死体が処理されていないかを確認します。
なお、対象のペットが鳥やウサギ、フェレット等の場合は野生動物保護センターにも連絡しておくとよいでしょう。


■ポスターとチラシを作成し、情報提供を呼びかける

ポスター・チラシのレイアウトは、ペットの特徴が判る全身の写る写真をできるだけ大きく掲載し、ペットの特徴、色、種類、体重、名前、性別、電話番号等を明記します。連絡先に個人名を記載する場合はイタズラ防止に仮名を使用するのもよいでしょう。
ポスターは大勢の人が出入りするスーパーやコンビニ等のお店、動物病院、掲示板、電柱等に貼らせてもらい、貼った場所は忘れぬよう地図にマーキングします。
チラシはポスティングのみでなく、なるべく沢山の人にハンディング(手渡し)し、ペットを探している旨を伝え、特に人馴れしていないペットの場合は、追うことでさらに逃げてしまう恐れがあるため、見つけても無理に捕まえようとせず、連絡をいただけるよう協力のお願いをします。
また、近所のネットワークがあるならば、フルに活用されたほうがよいでしょう。


■捜索は冷静に行ない、誤情報に惑わされないようにする

捜索が広範囲に及ぶことで、各所から複数の目撃情報が入る事があります。ありがたいことなのですが、中には誤った情報が含まれる事もあるため、後で検証できるよう、すべての情報を時系列にまとめ、記録しておくことも重要です。
先日実施した案件でも、捜索2日目に失踪地点から1km以上離れた場所から酷似した猫の目撃情報が立て続けに3件入ったものの、時を同じくして失踪地点からは100mも離れていない場所で発見に至った事例がありました。
行き詰まった際は、情報だけに囚われず、ときに原点に戻ってみることも大切です。
捜索のポイントとして、常にペットの目線と感情を意識するよう心掛け、工夫し、なおも希望を強く持ち続けることが肝心といえます。
ペットにとっての一番の良き理解者は、誰より飼い主様ご自身なのですから。


※上記施設は地域により、名称や収容期間等が異なりますので、詳しくは市区町役所の衛生課か庶務課までお問い合わせください。
  なお、ペットの移動も考慮し、最寄及び管轄施設だけでなく、隣接する市区町村の施設にもご連絡されることをお薦めします。
※ポスターとチラシはあくまで補助的な役割を果たすもので、目撃情報の入手を約束するものではありません。
※ペットの捜索方法については猫と犬の失踪の要因と捜索の要素でも一部紹介していますのでご参照ください。